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レーザーで、いびきや鼻炎も治せるようになった
いびきをレーザーで治療するなんて大袈裟だと笑う方もいるかもしれませんが、決して大袈裟でも何でもありません。いびきは、知らず知らずのうちに対象を狂わせ、体力を低下させる原因になっているのです。
 いびきは、睡眠中に口や鼻から気管支にいたる上気道の空気抵抗が高まるために起こります。そのため、呼吸がスムーズにできず、からだは慢性的な酸素不足状態になっていきます。さらに、睡眠中に舌がのどの奥に落ち込んでしまうと、いびきをかきながら頻繁に呼吸が停止する「睡眠時無呼吸」状態が起こり、脳も全身の細胞もますます酸素不足になっているのです。
「いびきなんて」といっていられない理由がおわかりいただけるでしょうか。
 いびきの原因となっている上気道の異常部分にレーザーを照射することによって、上気道を広げ、空気抵抗を少なくすることによって、睡眠中の呼吸がスムーズにできるようにすることがレーザー治療の目的です。
 空気抵抗が少なくなれば、いびきの音は自然と小さくなっていきます。そして、睡眠中の全身の細胞の新陳代謝も活発に進んで、健康なからだを保つことができるというわけです。
 慢性的な鼻炎や扁桃腺肥大で悩んでいる方も、レーザーで治療することが可能です。本章でくわしく説明しましたので参考にしてください。
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レーザーで、痛みのない痔の手術が可能になった
レーザーは、時の手術も一変させました。
 時の手術は出血が多い、痛みが激しい、1カ月ほどの入院が必要ということから、どうしても敬遠されがちでした。
 痔の強い痛みや出血、不快感に悩まされていても、なかなか手術を受ける決心がつかないうちにどんどん悪化してしまい、どうにも耐えられなくなっ手術を受けるという方が多いのが実情です。
 そのため、回復にも時間がかかり、入院期間が長くなってしまうのです。
 痔の手術をレーザーで行うと、レーザーならではの利点がすべて生かされます。
出血が少ない、手術後の痛みが少ない、回復が早い、入院が2、3日ですむというように、驚くほどスピーディーに治癒していきます。もはや、痔の手術はこわくないといっていいのです。

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椎間板ヘルニア治療を劇的に変えたPLDD療法
私がレーザーを初めて使ったのは、腰椎の椎間板ヘルニアの治療でした。
 腰の椎間板ヘルニアは激しい座骨神経痛と足のしびれやマヒを伴います。しかも20代から30代、40代の働きざかりに出ることが多く、思うように仕事ができずに困っている方がたくさんいます。
 この椎間板ヘルニアの治療に、レーザーを応用した「PLDD法」を導入することによって飛躍的な治癒効果を上げてきました。
 これまで、およそ1500症例のPLDD法による治療を行い、治癒率は80%以上に及んでいます。従来の切開手術の成功率が60パーセントとされていますから、PLDD法のほうが20パーセントも高いことになります。
 レーザーならではの特性をいかして、局所麻酔による手術はわずか5~10分程でおわります。椎間板ヘルニアのおこっている部分に細い針を刺して、レーザーを30秒~1分ほど照射するだけで、再発の起こらない根治的な治療ができるのです。しかも痛みも少なく、ほとんどの方が手術の翌日に退院していきます。
 従来の椎間板ヘルニア切除手術では、全身麻酔のもとで背中を10センチ以上も切開して、1カ月以上の長期入院や、退院後のリハビリ通院が必要でした。
 それと比較すると、PLDD法がいかに椎間板ヘルニアの治療方法を劇的に変えたかがおわかりいただけるでしょう。
さらに詳しく知りたい方は拙著『椎間板ヘルニアは切らずに治す』(現代書林刊)をぜひ一読ください。

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無出血の手術を可能にした医療用レーザー
「最先端レーザーが医療を変えた」ことは、医師である私自身が毎日のように実感しています。
 これまで、手術といえば“大量の出血との闘い”でした。メスで皮膚や筋肉を切開すれば、網の目のように張り巡らされている血管が一緒に切れて、みるみる出血してくるからです。さまざまな手法で止血しながら患部に到達して、病巣をメスで取り除いていくというのが手術の基本だったのです。
 ところが、医療用レーザーが開発されて、手術の様相は一変したのです。
レーザーによる手術の最大の特徴は「ほとんど出血しない」ということです。
レーザーは、患部を切開、切除しながら、同時に血管を熱凝固して止血していくことができるのです。そのため、止血のために費やす時間が少なくなり、手術時間そのものが大幅に短縮しました。しかも、出血がないために病巣の様子がよく見えて、これまで以上に正確な手術が可能になったのです。
 レーザーによる手術や治療には、ほかにもいくつもの特徴があります。
 レーザーの熱作用によって組織が変性するために炎症が起きにくく、手術後の痛みも大変少ないのです。
 またレーザーには、生体組織を活性化して、傷の治りを早くするという作用もあります。これまでの金属メスで手術した傷より、レーザーで手術した傷の回復はずっと早いのです。その結果、入院期間も格段に短くなりました。
 まさに、「手術しながら、治していく」というのが、レーザー治療をしている時の私の実感です。
 安全性が高く、副作用がないこともレーザーの大きな特徴です。後述するように、レーザーをごく小さな点に絞ることによって、目的の部位以外に影響を与えることがないため、安全であり、副作用がありません。これら数々のレーザーの特徴は、患者さんにとっても素晴らしいメリットといってもいいでしょう。
 また、内視鏡や腹腔鏡、グラスファイバーなどと組み合わせて、からだの外部からモニター画面で患部を観察しながら、レーザーを使って手術や治療をする技術も日進月歩で進んでいます。
 これらの新しい手法によって、現在では、脳や心臓、消化器官、生殖器官、目や鼻などの感覚器官、骨格系までからだの中でレーザーで治療できない部位はなくなったといってもいいほどです。

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痔、いびきはレーザーで治す!!
はじめに

「痔の手術は痛い!」

そう思っている方が多いことでしょう。
「痔の手術は痛くて、1カ月くらい入院しなくてはいけない」
そんな話を耳にして、痔の手術に踏み切れない人がたくさんいることと思います。確かに今でも、痔の手術で1カ月入院したというのはよくある話です。メスで痔を切除する手術は痛みが激しく、出血も長く続くために、短期間では日常生活に戻ることができないのです。

そんな方たちにぜひ知っていただきたいのが、レーザーによる痔の治療です。
レーザー治療は、「痔の手術は痛い」という定説をくつがえしました。

「前の手術に比べて、手術後の痛みは10分の1以下だった」

以前、メスによる痔の切除手術を受けたあと、運悪く別の部分に新しい痔ができたために、今度はレーザーによる手術を受けた人の言葉です。
しかも、入院期間も3日程ですみます。
これは痔の手術の大革命です。これまでの痔の手術の「痛い」「つらい」「出血が多い」「1カ月以上の入院」という常識を、レーザーは根底からひっくり返したのです。もう、痔の手術を思いとどまる理由はなくなりました。
また、いびきや鼻炎の治療、脱毛にもレーザーは素晴らしい効果を発揮します。
 いびきが気になって旅行にも行けない方や、夫婦の間がしっくりいかないという方には、日帰りで受けられるレーザーいびき治療、レーザー鼻炎治療をぜひ試していただきたいと思います。
 いびきは、最近ますます多くなっている突然死の原因の一つに指摘されています。いびきをかきながら、呼吸が止まってしまうという「睡眠時無呼吸症候群」という病気も増えています。
 睡眠中の呼吸が妨げられるために、全身の酸素不足を引き起こし、慢性疲労の原因になっているのです。
 鼻炎があれば、いびきはさらにひどくなります。いびきや鼻炎は、人間関係だけでもなく、あなた自身の健康も害しているのです。
 本書が、痔で悩んでいる方々や、いびきや鼻炎で悩んでいる方々にレーザー治療の素晴らしさを伝え、痛みや不快感のない、快適で安心な毎日を取り戻す一助になることを願っています。
1999年6月
小森 剛
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