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坐骨神経痛が起こるのが椎間板ヘルニアの特徴
椎間板ヘルニアのつらさは、腰痛だけでなく、おしりから足に広がる坐骨神経痛の痛みや不快なしびれにあります。
しかも、坐骨神経痛の症状は、第4腰椎、第5腰椎におこった椎間板ヘルニアの特徴でもあるのです。
その理由を簡単に説明しましょう。もう一度、図1を見てください。
円柱形の椎体と、独特のかたちをした椎弓で囲まれた脊柱管を通っている脊髄は、第1腰椎のあたりで終わり、それより下部は脊髄神経の束である馬尾神経に変わります。
腰髄神経束と仙骨神経束がそれぞれ5束ずつあるため、フサフサとした馬の尻尾に似ていることから馬尾神経とよばれているのです。
脊髄は、胎児のあいだにほぼ完成してしまいます。そのため、生まれたときは背骨のいちばん下まであった脊髄も、からだの成長とともに背骨の長さに比べて短くなり、身長の伸びが止まるころには、第1腰椎のあたりで終わっている状態になるのです。
続きは、また。
しかも、坐骨神経痛の症状は、第4腰椎、第5腰椎におこった椎間板ヘルニアの特徴でもあるのです。
その理由を簡単に説明しましょう。もう一度、図1を見てください。
円柱形の椎体と、独特のかたちをした椎弓で囲まれた脊柱管を通っている脊髄は、第1腰椎のあたりで終わり、それより下部は脊髄神経の束である馬尾神経に変わります。
腰髄神経束と仙骨神経束がそれぞれ5束ずつあるため、フサフサとした馬の尻尾に似ていることから馬尾神経とよばれているのです。
脊髄は、胎児のあいだにほぼ完成してしまいます。そのため、生まれたときは背骨のいちばん下まであった脊髄も、からだの成長とともに背骨の長さに比べて短くなり、身長の伸びが止まるころには、第1腰椎のあたりで終わっている状態になるのです。
続きは、また。
第4腰椎、第5腰椎に起こりやすい椎間板ヘルニア
椎間板は、背骨をつくる24個の椎体のあいだに一つずつあります。
したがって、椎間板ヘルニアは背骨のどの部分にも起こる可能性があります。
ところが、もとも多く発生するのが、背骨のもっとも下部にある第4腰椎と第5腰椎の椎間板ヘルニアです。
その理由はいくつかあります。
まず第1の理由が、この2つの椎間板は背骨のいちばん下にあるために、上半身の重みや力、背骨自体の重みが集中的にかかってくるからです。
2番目として、腰を前後左右に曲げたり、グルグルと回したときにもっとも大きく動くのが、この部分です。試しに、ちょっとからだを動かしながら確認してみてください。
そして3番目の理由が、図1からもわかるように、第4、第5腰椎は背骨の中でもっとも大きなカーブを描いています。
これほど大きくカーブしながら、なおかつからだの重みを支え、動きをつくり出さなければならないわけですから、第4、第5腰椎の椎間板にかかる負担がいかに大きなものとなるか想像いただけると思います。
「腰」という文字は、からだの部位をあらわす部首である「にくづき=月」に、「要(かなめ)」という文字を合わせたものですが、その意味では、第4腰椎と第5腰椎こそ、まさにからだの要となる部分といってもいいでしょう。
そのため、椎骨自体も大きく、椎間板も厚くなっています。
それにもかかわらず、腰椎に発生する椎間板ヘルニアの90パーセントがこの2ヶ所に発生していることを考えると、いかに大きな負担がかかっているかわかります。
したがって、椎間板ヘルニアは背骨のどの部分にも起こる可能性があります。
ところが、もとも多く発生するのが、背骨のもっとも下部にある第4腰椎と第5腰椎の椎間板ヘルニアです。
その理由はいくつかあります。
まず第1の理由が、この2つの椎間板は背骨のいちばん下にあるために、上半身の重みや力、背骨自体の重みが集中的にかかってくるからです。
2番目として、腰を前後左右に曲げたり、グルグルと回したときにもっとも大きく動くのが、この部分です。試しに、ちょっとからだを動かしながら確認してみてください。
そして3番目の理由が、図1からもわかるように、第4、第5腰椎は背骨の中でもっとも大きなカーブを描いています。
これほど大きくカーブしながら、なおかつからだの重みを支え、動きをつくり出さなければならないわけですから、第4、第5腰椎の椎間板にかかる負担がいかに大きなものとなるか想像いただけると思います。
「腰」という文字は、からだの部位をあらわす部首である「にくづき=月」に、「要(かなめ)」という文字を合わせたものですが、その意味では、第4腰椎と第5腰椎こそ、まさにからだの要となる部分といってもいいでしょう。
そのため、椎骨自体も大きく、椎間板も厚くなっています。
それにもかかわらず、腰椎に発生する椎間板ヘルニアの90パーセントがこの2ヶ所に発生していることを考えると、いかに大きな負担がかかっているかわかります。
背骨のクッションの役目をしている椎間板
24個の円柱形の椎体のあいだにあるのが椎間板です。
椎間板は、骨でも筋肉でもない「軟骨」とよばれるやわらかい、弾力性に富んだ組織です。
この椎間板があるために、われわれは首も背中も腰も自由に動かすことができるのです。前に曲げたり、後ろにそり返ったり、あるいは腰を中心にしてからだをグルグル回したりすることができるのは、椎間板のおかげなのです。
また、弾力性の高い椎間板は、歩いたり、飛び跳ねたり、あるいは強い力で押されたりしたときに背骨に加わる力を吸収するクッションの役目をしています。
さらに、椎体と椎体をしっかりとつなぎ、正しいS字カーブを保つ“接着剤”としてのはたらきも、椎間板の大切な役目の一つです。
椎間板ヘルニアは、このようにいくつもの大切な役目をしている椎間板におこったトラブルの一つなのです。
椎間板の構造をもう少し詳しく見ていくことにしましょう。
図2(次ページ参照)のように、椎間板は、弾力性のある軟骨組織が何層にも重なった「線維輪」の中央に、やわらかいゼリー状の「髄核」が入った構造をしています。
髄核は、線維輪よりもさらに弾力性が高く、いわば椎間板のクッション作用のかなめともいえる部分です。
この髄核が、線維輪を突き破って出てきてしまった状態が椎間板ヘルニアなのです。
「ヘルニア」とは、“外部に飛び出た”という意味で、椎間板ヘルニアと並んでよく知られているのが鼠径ヘルニアです。鼠径ヘルニアは、下腹部の腸壁にある鼠径管という穴から小腸の一部が飛び出し、足のつけ根や陰囊がプックリとふくらんだ状態となり、一般的には「脱腸」ともよばれています。
椎間板は、骨でも筋肉でもない「軟骨」とよばれるやわらかい、弾力性に富んだ組織です。
この椎間板があるために、われわれは首も背中も腰も自由に動かすことができるのです。前に曲げたり、後ろにそり返ったり、あるいは腰を中心にしてからだをグルグル回したりすることができるのは、椎間板のおかげなのです。
また、弾力性の高い椎間板は、歩いたり、飛び跳ねたり、あるいは強い力で押されたりしたときに背骨に加わる力を吸収するクッションの役目をしています。
さらに、椎体と椎体をしっかりとつなぎ、正しいS字カーブを保つ“接着剤”としてのはたらきも、椎間板の大切な役目の一つです。
椎間板ヘルニアは、このようにいくつもの大切な役目をしている椎間板におこったトラブルの一つなのです。
椎間板の構造をもう少し詳しく見ていくことにしましょう。
図2(次ページ参照)のように、椎間板は、弾力性のある軟骨組織が何層にも重なった「線維輪」の中央に、やわらかいゼリー状の「髄核」が入った構造をしています。
髄核は、線維輪よりもさらに弾力性が高く、いわば椎間板のクッション作用のかなめともいえる部分です。
この髄核が、線維輪を突き破って出てきてしまった状態が椎間板ヘルニアなのです。
「ヘルニア」とは、“外部に飛び出た”という意味で、椎間板ヘルニアと並んでよく知られているのが鼠径ヘルニアです。鼠径ヘルニアは、下腹部の腸壁にある鼠径管という穴から小腸の一部が飛び出し、足のつけ根や陰囊がプックリとふくらんだ状態となり、一般的には「脱腸」ともよばれています。
人間特有のS字カーブの背骨②
この複雑なカーブこそ、2本足で立つ人間特有の背骨のかたちであるとともに、椎間板ヘルニアをはじめとするさまざまな腰痛の原因となっているのです。
背骨は、頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個の合計24個の椎骨が、じつに巧妙なバランスを保ちながら組み合わさっています。
一つひとつの椎骨の構造を見てみると、おなか側に平らな円柱形の椎体があり、背中側に独特のかたちをした椎弓があります。
椎体と椎弓に囲まれた空間(脊柱管)には、脳からまっすぐにおりてきた太い脊髄が通っています。
脊髄は、一定の間隔で枝分かれして、各椎骨の間にある椎間孔から脊髄神経束として出て、全身に神経ネットワークを張りめぐらせていきます。
そして、1本の背骨を作る各椎骨は、何本もの靭帯(強い帯状の筋肉組織)によってバラバラにならないようにつなぎ止められているのです。
背骨は、頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個の合計24個の椎骨が、じつに巧妙なバランスを保ちながら組み合わさっています。
一つひとつの椎骨の構造を見てみると、おなか側に平らな円柱形の椎体があり、背中側に独特のかたちをした椎弓があります。
椎体と椎弓に囲まれた空間(脊柱管)には、脳からまっすぐにおりてきた太い脊髄が通っています。
脊髄は、一定の間隔で枝分かれして、各椎骨の間にある椎間孔から脊髄神経束として出て、全身に神経ネットワークを張りめぐらせていきます。
そして、1本の背骨を作る各椎骨は、何本もの靭帯(強い帯状の筋肉組織)によってバラバラにならないようにつなぎ止められているのです。
人間特有のS字カーブの背骨
背骨は、正面からみるとからだの中央をまっすぐに貫いていますが、側面から見ると、ゆるやかなS字を描いてカーブしています。
このS字カーブ(曲線)がわれわれ人間の大切な頭を支えて、2本足で立って歩くために必要不可欠な背骨のかたちなのです。
図1(次ページ参照)に示したように、背骨のS字カーブをよく観察してみると、首の部分(首椎)ではいくらか前方向にカーブし、背中部分(胸椎)は後方にカーブして、腰の部分(腰椎)で再び大きく前方向にカーブしています。
そして、骨盤との接合部である仙骨と尾骨部分は再び大きく後方にカーブしていることが分かるでしょう。
続きはまた。
このS字カーブ(曲線)がわれわれ人間の大切な頭を支えて、2本足で立って歩くために必要不可欠な背骨のかたちなのです。
図1(次ページ参照)に示したように、背骨のS字カーブをよく観察してみると、首の部分(首椎)ではいくらか前方向にカーブし、背中部分(胸椎)は後方にカーブして、腰の部分(腰椎)で再び大きく前方向にカーブしています。
そして、骨盤との接合部である仙骨と尾骨部分は再び大きく後方にカーブしていることが分かるでしょう。
続きはまた。
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